情を騙るなというけれど

鉄は熱いうちに打つ

四銃士のMV感想

友達にNEWSさんの最新曲「四銃士」のMVを見せてもらいました。曲自体はアニメ「金田一少年の事件簿」のOPということであらかじめ聞いていて、「パガニーニ!」と衝撃を受けていたのですが、フルは初めてでした。しかもMVの前情報が「メサイアだよ」という発言しかなかったので、にやにやしながら見ました。

NEWSの設定は世界的なスーパースターで、その破竹の勢いをねたんだ組織(!?)により暗殺されそうになるというあらすじらしく、煌びやかなスターの世界とオーケストラをバックに歌うNEWSが交互に映し出されるといった内容でした。生のオーケストラと共演するシーンもあり、今までのMVとはまたがらりと印象を変えた雰囲気です。

メサイアだよ!」と言われてたので「黒い服だけでメサイアってことか…」と少々用心して取りかかったのですがとにかく、開始10秒で「メサい!」と絶叫したので素直に白旗を振りたいと思います。メサイアとは、若手俳優を主に起用する映画、舞台を中心展開するメディアミックス企画です。情報戦が発達した近未来で日本独自のスパイ組織「サクラ」に所属するスパイたちの、任務や唯一の相棒「メサイア」との絆が描かれるこの作品は、スパイなのに明らかに目立つ漆黒の制服、銃器丸出しで歩くエージェント、絶対にバレるザル追跡など愛嬌のあるツッコミどころがあるスパイシリーズとして(一部の層に)人気を集めています。今書いてて自分で「スパイシリーズ」という一文にとてつもない違和感を感じました。あれ、スパイものなんだ…

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それで、四銃士のどこがメサイアなのかというと、一言で言うと「空気感」です。

一方はスパイ、一方は狙われるアイドルという設定ながら、MVの空気がすさまじくメサイアだったんです。もうこれは完全に個人的感想なんですが、あの唐突なチート感、夜一人不敵に微笑む手越君、なんの意味もないおしゃれな英語字幕、全てが(ポンコツ)スタイリッシュメサイアに通じるものがあり、思わず胸が熱くなりました。

おまけにあの女暗殺者!金子監督による映画第一作メサイアにおけるザルスナイパー教師穂高先生そのものじゃないですか!今にも後ろから増田君が「俺のメサイアを殺させはしない」って出てきそうな雰囲気です!

ついあまりのメサイアにテンションが上がってしまいましたが、曲を改めて聞いてみるととてもいい曲だな、と思いました(小並感)。そもそもOPサイズではクラシックのメロディーに無理やり乗せてる感じがぬぐえず歌いにくそうな曲だという印象を受けました(あと金田一の雰囲気にあまり合ってないような…)が、全体を通して聞いてみると、NEWSの歌声も一つの「楽器」としてパガニーニに組み込んでいて、斬新ながら面白い方法をとったな、と思いました。手越君の伸びやかな歌声が印象的ですね。「小説家」「キャスター」等他のジャニーズユニットとは少し違う活動も行い、四銃士で今までとはまた違った幅を広げたNEWS、これからもこういう挑戦をどんどんしていってほしいな、と思いました。

それで、あのTo be continueは本当に続くんですか…?